【前編】物件売却時の”面倒な周辺のお悩み“をホームステージングと引越保管クリーニングで一社解決!~プランナーのご提案とステージング準備編~
[ホームステージング] [ハウスクリーニング] [荷物保管] [引越し]
目次
プランナーのご提案とステージング準備
“持ち家やマンションを売ることになった!”
そんな時、こんなお悩みがあるのではないでしょうか?
できるだけ高く早く、買ってほしい!
荷物を出して部屋を掃除しなきゃ!
新居へ引越の準備もしなきゃいけない。
などなど “面倒な周辺のお悩み” がたくさんあると思います。
今回はそんなお悩みで、当社をご利用されたお客様の事例をご紹介いたします。
ホームステージング、荷物の預かり、クリーニング、お部屋のリペア、梱包、引越しなど・・
マンション売却する際、その周辺で発生する
“物件売却時の面倒な周辺のお悩みを解決したワンストップサービスの事例“です。
物件売却時に起こる周辺の面倒
S様は、以前当社をご利用されたお母さまであるY様からのご紹介のお客様です。
S様、Y様、当社をご利用くださいまして、誠にありがとうございます。
春先、Y様より連絡がありました。
Y様:
義理の息子が都内にある持ちマンションを売却して、新居に引越することになったので相談にのってくださいませんか?
そのような、ご連絡を受けたスタッフの金田(カネダ)は、S様の住まわれる都内のマンションに伺いました。
S様:
今住んでいる、マンションを売却します。
売却するにあたり、部屋をきれいにしてから売りに出したいと思っています。
早めにマンションを売り出すために、荷物を全部出して部屋を空にしたいと思っています。
荷物の一部を新居に引越、一部を倉庫で預かって保管してもらいたいんです。
また、マンションのハウスクリーニングもお任せしたいと思っています。
物件を売却するときには、様々やることが多くて、自分たちだけじゃ・・
本当に面倒で、大変です。
よろしくお願いします。
S様は、そのように、おっしゃられました。
プランナーのご提案
そのお悩みをお聴きした金田(カネダ)は、
カネダ:
荷物の預かりやハウスクリーニング、引越などは、すべて当社一社で行えます。
まずご安心くださいませ。
「それ以外にご提案があるのですが・・」
物件を、より早く、高く、売却するために、
「ホームステージングをしてみませんか?」
欧米などでは、物件を売りに出す際、通常で行うものです。
日本では、まだ普及していないようですが、そのサービスにより買主様の購買意欲も高められます。
当社では、そのサービスを取り扱っています。
S様:
ホームステージング?
聴いたことありませんね?
でも、、、
早く高く売れるのであれば少し興味あります。
「なぜ?そんなことができるんですかね?」
カネダ:
この物件の購買層である買主様を想定(イメージ)し、その方にとっての最高の住環境や暮らしそのものを徹底的に具体化していきます。
そして、お部屋に家具やインテリア、その他の方法で空間全体(住環境そのもの)を演出して”買主様にとっての主観的な価値“を高めていきます。
つまり
「すごいいい部屋だなぁ、いい住環境で、暮らしやすそうだ!」
そんな風に買主様が感じてくれる演出をしていきます。
買主様は、ホームステージングをすることで、実際の生活のイメージが具体的になります。
例えば、
ソファの置き場所は?
どのくらいの大きさのものが、適しているか?
持っているダイニングテーブルは、置けるか?
どんなものを買うとよいか?
など・・
家具やインテリアにはっきりとした基準ができることで、物件購入の検討しやすくなります。
ほかにも、家具やインテリアがないガランとした部屋の床や壁に傷が見えたら?
買主様は、がっかりしてしまうでしょう。
何もない部屋で目立つのは、傷や汚れや、前の住人様の生活そのものです。
物件を売ることは、商品にすることです。
買主様が住みたいと思う「場」にして差し上げることです。
仮に、商品に傷や汚れ、前の住人様の生活感が見えたら・・
買わないと思いませんか?
S様:
なるほど・・確かにそうかもしれませんね。
カネダ:
ここに住まわれる買主様にとっての価値を最大限に高め、
「絶対にこのマンションに住みたい!」
と思わせることが、ご提案するホームステージングサービスです。
当社は、大型保管倉庫を自社保有し、家財の取り扱いサービスをメインに行っています。
その倉庫を活用し、家具の買取りや販売、レンタルやクリーニング、リペアなど・・幅広く自社スタッフが行っております。
ホームステージングサービスも倉庫を活用した
「独自の家財取り扱いサービス」の一つです。
S様:
へ~なるほど、分かりました。
それは面白そうですね。
一度、詳しくお聴きしたいので、また来てもらっていいですか?
カネダ:
「はい、もちろんです!(笑)」
ご提案書を次回お持ちいたします。
ホームステージングとは?
ホームステージングとは、インタリアコーディネートではありません。
中古物件を新たに「商品化すること」です。物件の販売手段です。
ホームステージングでは、購買層を深く理解し、その人たちが “買いたい!” と思うように、空間「場」を演出します。
現在、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス、スウェーデン・・・世界各国で行われています。
中古物件は、もちろん立地条件などが価格に影響を及ぼします。
しかし、悪い立地や条件でも、ステージングを施し「最高の住み心地」を買主様にイメージさせることができた場合・・
どうでしょうか?
人には個性あふれる豊かな感情があります。
つまり、設備や機能などハードな面だけではなく、ソフトな面を重視した住環境のステージングにこそ、我々は、買主様にとって最大の価値があると考えております。
複合プラン~ご提案書のご説明
再度、S様のご自宅に伺いました。
目的は
今回の複合サービス全体プランの流れ
作成したホームステージングのご提案書
のご説明です。
複合サービスの作業スケジュール
- 〈9:00~11:00〉
- 当日はトラック2台スタッフ6名現地到着。荷物の運び出し。トラック一台は、一部の荷物を、ご新居へお引越し。
- 〈11:00~12:00〉
- 昼食
- 〈12:00~16:00〉
- もう一台のトラックには倉庫にお預かりする荷物を載せてパーキングに駐車。残った3名で、スタッフが午後から夕方にかけてハウスクリーニング施工~完了まで。
- 〈16:00~〉
- その後、我々スタッフは、荷物の保管に倉庫に向かう。倉庫到着後、荷物のうち洗濯機については「分解クリーニング」を実施。それ以外は保管ラック格納へ
複合サービス詳細の流れのご説明をしました。
その後、ホームステージングのご案内をさせいただきました。
予め、S様にヒアリングしていた内容や要望、また独自の周辺環境のリサーチを踏まえ、ホームステージングに関してのご提案をさせいただきました。
ホームステージングの目的の説明
- 顧客想定~メインコンセプト設計
- 各部屋のコンセプト設計
- コンセプトに合わせた暮らし方と環境のイメージ化
目的を伝え、大きく3つに分け、それぞれを詳細に説明していきました。
ステージングのイメージ写真や家具インテリアの写真、イメージカラー、メインコンセプトと紐づけた3LDK各部屋のコンセプト、そのために実行する手段などを丁寧にご説明させていただきました。
S様にご提案すること1時間・・
S様:
効果もありそうですし、面白そうですね!
ぜひステージングお願いいたします。
ご依頼いただけることになりました。
事前準備で目的を統一する
沢山のスタッフが関わる一大プロジェクトとなりました。
お客様に関する情報を共有し、目的を統一してチームを結束していきます。
S様のサービスプランが確定し、作業実行に関わるスタッフが選出されます。
事前ミーティングが繰り返し行われました。
大きなプロジェクトを成功させるためには、事前準備を欠かすことはできません。
今回のプロジェクトには、ホームステージングのご依頼もあります。
物件の不動産ご担当者様とも綿密に打ち合わせを行い、入念な事前準備をしていきました。
“関わるスタッフ全員が一丸となり綿密な計画のもと、プロジェクトを一社完結”させます。
入念なリサーチと中古物件の価値
ホームステージングでは、物件を購入される買主様のイメージ化から始めます。
まずは、買主様(住まわれる方)を徹底的にイメージします。
イメージを、はっきり言葉にします。
我々は、そのために物件周辺にあるお店や、様々施設や学校、公園などを歩きまわり、マンションの住民様や周辺の人々がどのような暮らし方をしているか?をリサーチしていきます。
リサーチの内容
☑この場所には、何があるのか?
☑どんな歴史があるのか?
☑隣はどんな方がすんでいるのか?
☑季節や地域、マンション内のイベントは?
☑おいしいお店は?
☑朝や夜の交通状況や雰囲気は?
など・・・
数日間、その周辺を調べていきました。
近隣の人の年齢層、生活に便利な公共施設、季節のイベント、朝、夜の交通量の多さ、近くの公園のメリット、息抜きのできる喫茶店、家族で食べる焼き肉屋、花がキレイな遊歩道、その地域の歴史など・・
新築物件ではわからない住環境情報が、中古物件では分かります。
ご近所様の情報、マンション内設備のメリットデメリット、この場所を起点とした暮らし方など、すでに住まわれ生活している人がいる中古物件だからこそ分かる事実に基づいた住環境の情報です。
今回はS様からも、暮らしそのもの、環境、近隣の人たちのことなど沢山の情報をいただきました。
中古物件の魅力は、買主様が、すでにある情報をもとに、
自分自身とその住環境がマッチングするか?
あらかじめ判断しやすい。
というメリットがあります。
このような
“その場所に住む人々の暮らし方の情報提供も当社独自のステージングサービス“の一つです。
住環境リサーチと事前打合せを行い、コンセプトが決まりました。
メインコンセプト決定
それをもとに、各部屋のコンセプトを決めていきます。
各部屋のコンセプト設計
各部屋には、それぞれ“コンセプト名”を付けていきます。
そこから、家具インテリアの色や素材が、一つずつ決まっていきます。
各部屋のコンセプト名
各部屋のコンセプトが、一貫性を持ち始めて、ステージング全体の価値を大きく跳ね上げ、買主様の「ここに住みたい、買いたい!」という心を大きく動かします。
具体的なステージング内容の決定
出来上がったコンセプトを具体的なステージング内容に落としこんでいきます。
この時点で、お部屋の寸法も事前に測っておきました。
こうして、全体のカラーは以下4色に決まりました。
カラースキーム
メインカラー:明るめの茶色(ナチュラル)
アクセントカラー:明るめの緑(若草色)
もう1カラー:ピンク(小さな子供)
素材の選定
家具やインテリアの素材感もコンセプトをもとに決定します。
ステージングでは、インテリア自体を良く見せても意味がありません。
その場所の住み心地を感じてもらい
「この場所に住みたい!暮らしたい!」
「この物件を買いたい!」
と買主様に思ってもらうことが目的です。
その感情を抱いてもらうために”物件自体“を際立たせる演出をしていきます。
木の温もり、細めの足パーツ、圧迫感のない色や素材、清潔感と軽快感の家具、白い壁と同系色のカーテンなど・・
コンセプトに沿い家具を選定して、部屋を引き立てる演出をいたします。
ドアを開け目線の先を確認する
各部屋のドアを開けて、最初に視線のいく先を、チェックしていきます。
買主様が物件を決める時間は、5分以内といわれています。
ドアを開けた瞬間、その目の動きの先を想定して、買主様(住まわれる方)の主観的な満足を最大限に引き上げるためのステージングの準備をしていきます。
室内型大型倉庫の活用
『素早い対応が可能に!』
一般的に考えれば、コンセプトに合わせた家具をすぐに準備するのは難しいです。
しかし、我々には、大型の倉庫があります。
そして、家具の買取りや販売、レンタルも行っています。
そのため、大型倉庫の中には、ソファ、ダイニング、サイドボードなど・・
家具の在庫が沢山ございます。
その家具の在庫は、カテゴリーに分けられ本社2階に置いてあります。
在庫が補充されるたびに、モダン・ナチュラル・北欧・和モダン・インダストリアル・カリフォルニア、などお客様別にイメージしながら、我々のアイデア・企画力が途絶えないように設置しています。
また、使用するその家具は家財クリーニングを行い、いつでも使用することができます。
倉庫を活用した家財取り扱いサービスが独自のステージングサービスを可能にしています。
今回のステージングでは、在庫品、購入品、S様の所持品の3つを使うことになりました。
そして、ステージングの準備も整い、いよいよ作業が始まりました・・・
注)2018.6.社名変更「プレミアムストレージサービス」