都内画廊(ギャラリー)の建物養生(保護)ご要望は天井まで…
都内にある画廊(ギャラリー)より「建物養生」のご依頼を承りました。
室内二つの壁を残し、ギャラリー内の壁、床、そして天井までの全てを養生(保護)してもらいたい。
理由は、海外アーティストがペンキのような塗料を用い、ギャラリー内で直接描く作品を展示する…
エアガンのような直噴式の道具を使うため、塗料の細かい粒子がどこに飛ぶかわからないという事でした…
建物養生の専門プランナーによる現地調査
写真と言葉だけのやり取りでは、分かりづらいため現地調査に、プランナーが、お伺いました。そこで、要望や状況、使う資材、かかる日数、作業員数等を把握させていただきます。
コンクリート打ち放し仕上げの画廊内は、養生テープで資材を貼り合わせる事も難しく…さらに天井については、空洞やむき出しのパイプ…様々考える必要がございました。室内全体も非常に大きく、横幅約14メートルx奥行約16メートルx高さ3.8メートルの巨大な空間となっていました…
綿密な計画と打ち合わせ
社内に一度戻ったプランナーは、床や壁、そして天井の素材から使用可能な資材を考えます。
万が一テープの痕が残ってしまったり、塗料がギャラリーに付着してしまえば、今後の展示にも大きな影響を及ぼす可能性がございました。
プランナーは、綿密な計画を立て、ギャラリー養生作業に関わるスタッフを含め、繰り返し打ち合わせを行いました。
難航した養生作業
しかし、作業は計画通りに、中々行きませんでした。資産価値の高い物件を養生(保護)してほしいという依頼を多く受ける当社ですが、今回はそもそもの目的が従来とは違いました。それは、機材や荷物の運搬時の保護目的の養生ではなく、アーティストが描くペンキ塗料の粒子の保護目的の養生です。
しかもペンキは、エアーガンのようなものを使用し、大量に噴射して描くものでした。
その為、「壁や床、そして天井とペンキが付着しないようにしてほしい…」この要望をかなえるのが、想像しているよりも難しく、難航をしてしまいました。
養生(保護)作業の完成まで
難航したギャラリーの養生作業日数には、丸3日間かかりました。
2日作業後にようやく、壁と柱、天井の養生を終え…
我々は、最後に床を実行いたしました。
具体的には、以下のように作業を進めていきました。
- 透明なビニール製のシート敷く。
- 白い壁の前には、巻き段ボールを敷く。
- 全体にブルーシートを敷く。
- パンチカーペットを壁の前に敷く。
- 専用の段ボールBOXで壁を作成。
- お客様へと確認。
- 細かい修正。
完成したギャラリーの養生を見て、お客様もご安心されたようでした。
最善を尽くしていただきました。
お言葉をかけていただきました。
作業が完了して…
この後、ギャラリー内にペンキは付着せず無事に資材の撤去までが完了いたしました。
プランナーより
今回のような、難易度の高い養生作業をご依頼いただき、誠に光栄でした。
スタッフが一丸となり考え、難航しながら目的を達成することができたという事。そのプロセスは、我々スタッフにとって大きな財産になりました。
次回もご要望ございましたら、お気軽にご連絡ください。その時は、またプランニングから作業実行まできっちりと実行させていただきます。この度は、ありがとうございました。