室内型保管サービス開発時の苦労と楽しさー移転のご挨拶に代えて

約3年前、先ず始めに、安心と安全のベースになる倉庫を探す事からスタートしました。

1日平均6~7件、見て回ること約200件、気に入った倉庫を見つけ契約をしました。

夜中の倉庫探し

車両から撮影した東京の夜
都内~神奈川を広範囲にリサーチ

条件の良い倉庫は、申し込みが遅れれば、すぐに別の業者で決まってしまいます。

気に入った倉庫を見つけるために、インターネットで予め、チェックしていた倉庫の外観や立地条件、車両の駐車スペース、周りの環境を知る為に、夜の空いている時間帯に車で回りました。道路渋滞に巻き込まれると件数が回れません。

そして、気になった倉庫があれば、朝一番で不動産業者に電話をして内見をします。

この方法は少々負荷はかかりますが、良い倉庫を押さえやすいのです。

家財に適した保管用収納ラックとの出会い

荷物の収納ラック選びには、悩みました。

高温多湿の「鉄のコンテナ」は、荷物の事を考えると絶対に避ける必要がありましたし、当時は、東北の大地震の記憶もあり、地震に強いラックをひたすら探しました。

やっと見つけたネステナー(収納ラック)は、理想に近いラックでしたが、内向や幅が小さく、大型の家財を収納するのには、不十分でした。

そこで、寸法を大きくしてもらえる業者を探し、大型家具も格納できる大きさにカスタマイズしてもらいました。

そして、さらに通気性が良くなるように底板として「特注の木板」を貼ってもらいました。

保管専用収納ラックネステナー
特注の収納ラック:ネステナー

安全を担保するための工夫

倉庫業者の知人に、一番注意するべきことや、実際に起こりうる危険などを、詳しく聴き、収納ラックの周りにラップを巻き防塵対策をして、シリカゲル(乾燥剤)と防虫剤を入れることにしました。

特に注意する点は、「ホコリ」だということも教わりました。

保管倉庫の写真
倉庫内

また、倉庫保管サービスの現状の情報収集をする為に見学した、他業者の保管状況も…目の当たりにいたしました。

それは、以前お客様から聴いた内容が理解できるものでした。

倉庫の荷物は驚くほどホコリまみれで、ダンボール箱はつぶれ、放置されています。

そして、さらにひどい保管状況の場合は、外のスペースに野晒し(のざらし)になっていました。

私は「これは、サービスになっていない」

その様に感じたのを覚えています。

安全性の高い室内型保管サービスを目指して

また当時、我々は「引越」を主なサービスとして行っておりましたので、建て替え・リフォームを伴う場合の、同業の保管状況もリサーチしました。保管方法は「鉄コンテナ」が基本でした。

しかし、真夏の高温や湿度などの環境の中、鉄製コンテナで家具を長期保管することは、できません。

鉄製コンテナに乱雑に荷物が積まれた状態
参考:「鉄コンテナ」

それ以外にリサーチをしていくと、もちろん、真摯に荷物の預かりを「サービスとして行っている」優良な企業もありました。

しかし、多くの場合、そのような業者は、企業(法人)様向けの倉庫サービスでした。

私は「確実にこの保管サービスは、個人のお客様方に喜ばれる。」と確信いたしました。

品質向上を追求…

倉庫内のフォークリフト作業

しかし、収納ラック(ネステナー)を動かす為には、フォークリフトが必要です。当時の当社には、フォークリフトを動かせるスタッフは一人で、他のスタッフは、免許取得からスタートしなくてはいけない状況でした。

その後、スタッフ全員が「更にサービス品質を向上させたい!」と奮い立ちます。

そして、2016年12月「お客様にとって価値のある倉庫」にするため、我々スタッフは、チトセの本社倉庫を横浜市緑区から移転することを考え始めます。

プレミアムストレージサービスがスタッフの「共通の考え」に

構想から約11か月後2017年11月15日移転を決行し家財とお客様の受け入れ体制が整いました。その本社倉庫では、徹底的に「オフィスづくり」にもこだわりました。

「お客様の安心とスタッフのやりがいを創造する空間創り」をコンセプトにリノベーションもスタッフで行いました。

ペンキを天井、壁に塗り、床をフローリングに替え、家具を選び、壁の穴を補修し、想像を超える、大規模なリノベーションとなりました。多くの失敗もございましたが、私にとっても、スタッフ全員にとっても楽しい時間となり、経験した全てが「未来のサービスの糧」となりました。

新オフィスの内観

我々の現在と今後の「室内型保管サービス」について

2021年現在、株式会社チトセは、「プレミアムストレージサービス株式会社」として室内型保管サービスを行っております。

そして、


横浜町田本社倉庫:総面積1755㎡
神奈川県座間倉庫:総面積1554㎡


の2か所に保管倉庫を構えております。

我々は、今後も「預かるだけではなくお荷物を入庫時より、良い状態にしてお返し差し上げる」保管サービスを提供します。そして、他の追随を許さないような、独自性のあるサービスを追求し実行いたします。そして、喜ばれ役に立つ、サービスの品質を高め続けたいと思っています。

移転のご挨拶に代えて ー 代表取締役 佐野 竜太

室内型保管サービスご紹介

荷物お預かり便|引越保管

3309㎡の室内型倉庫を自社保有、お引越し~倉庫への保管、ワンストップでお悩み解消。
箱詰め~荷ほどき不用品回収~買取り、分解組立て~特殊作業まで大量の荷物・大型の家具・高級な建物家財、全てお任せください!
 

我々がご提案する『室内型保管サービス』とは…

一言で「トランクルームや倉庫」といっても、様々な業者が存在しています。我々は、価モノに対するお悩みを「運搬+保管+改善」3つの価値を中心に組み合わせ “1社完結” で解消…

室内型保管サービスLP

手放せない高級家具の保管と品質管理を任せたい、自宅のリフォームで家財を一時的に預けたい持ち家の売却で、内覧のために荷物を出したい、海外転勤の間、荷物を長期保管してほしい
上階からの漏水で、家財を今すぐ避難させたい