港区オフィス移転を伴う家具のお預かり事例|イタリア製ザノッタ社コートハンガー(シャンガイ)編

お気に入りのデザイナーズ家具を揃えたオフィスの移転することになった。しかし、退去と入居の移転のタイミングが合わず、どこかの業者に数か月荷物を預けないといけない。そんな時の企業さまは、本当に悩まれると思います。

  • デザイナーズ家具を運搬して預かってくれるような業者が見つからない。
  • 大切な家具の説明をしたが、現地調査来た人の知識がなく雑に取り扱いされそうで不安…

大切であればあるほど、ご不安は尽きないと思います。今回は、そんなお悩みで当社プレミアムストレージサービスをご利用いただきました企業様のある珍しい家具を中心に、”デザイナーズ家具お預かり事例” をご紹介いたします。

お預かりした珍しいコートハンガー

Sciangai(シャンガイ)コートハンガー

〔作品名〕
Sciangai(シャンガイ)コートハンガー
〔ブランド〕
zanotta(ザノッタ)
〔年代〕
1973年
〔生産国〕
イタリア
〔サイズ〕
Wφ650xH1450(㍉)
〔素材〕
ビーチ(ナチュラル)

独創的でモダンなコートハンガーです。パスタを鍋の中に入れたその瞬間を切り取ると、こんな風に見えるのではないでしょうか?

名前の由来は棒遊び「山崩し」だそうです。

シャンガイは、1973年にイタリアの”De Pas & D’Urbino & Lomazzi”(DDL)というデザインスタジオから生まれたそうです。

Sciangai(シャンガイ)コートハンガー.2
折りたたみ式
Compasso d'Oro(コンパッソ・ドーロ)受賞作品
Compasso d’Oro(コンパッソ・ドーロ)受賞作品

幾何学的でもあるシンプルな美しさは、その数年後、「コンパッソ・ドーロ賞」というイタリアの国際的デザイン賞を獲得いたしました。

MoMa(ニューヨーク近代美術館)や世界で最も重要なデザイン博物館と言われている、ドイツのVitra Design Museum(ヴィトラ・デザイン・ミュージアム)にも永久収蔵品にも選ばれている名作です。

Zanotta(ザノッタ)について

知らない人も多いかもしれませんが、イタリアでは「ザノッタなしではイタリアデザインは語れない」と評されたデザインの最高峰ブランドです。

創業者アウレリオ・ザノッタにより、1954年ソファーメーカーとして始まったそうです。その後、Arco Lamp (アルコランプ:Flos社の代表作) などで有名なAchille Castiglioni(アッキーレ・カスティリオーニ)をはじめ多くのデザイナーと協力し、独自のザノッタスタイルを創りあげていきました。

1968年に発表された「Sacco(サッコ)」という椅子が有名です。この椅子は、革の袋の中に”ポリスチレンペレット”を詰め、決まった形を持たず、自在に形を変化させ座ることができました。

「袋」という意味を持ち、ビーズクッションの元祖というべき画期的な椅子です。ザノッタは、このような名作を沢山発表し続けています。独創的な常識を覆す革新的な家具は、今現在でも、世界中の人々を魅了し続けています。

Sacco(サッコ)
ライター私物書籍より

我々スタッフの思うこと

日常の出来事や遊びの中から、生み出される数々の独創的なアイデア。それを形にするために、献身的に追求していくデザイナーとブランド。私どもスタッフも、常にアンテナをはり、新しいサービスを追求いくことの大切さ。そんなことを思いました。

保管用家具梱包と専用ラック格納

状態の確認

保管専用梱包

コートハンガーの形状を確認して、折りたたみ式であることを確認いたします。

その後、専用資材を選定して丁寧に梱包していきます。

梱包作業

梱包作業

保管専用梱包.2

隙間からホコリが入らないように、角部分まで丁寧に確実に包み込んでいきます。

保管用梱包が完成したコートハンガー(シャンガイ)は、横浜町田インター近くにある本社倉庫で専用ラックに格納していきます。

梱包作業

保管ラックに格納

保管専用ラップで防塵対策

オフィス内にあった他の家具や什器と一緒に、荷物に負担がかからないように積み上げます。

専用のラップをラックの周囲に巻いて、ホコリが入らないようにいたします。

保管作業

保管完了

保管ラックへ格納.2

折りたたみ梱包されたコートハンガー(シャンガイ)は無事に格納されました。

保管完了

保管作業が終了して…

保管ラック格納完了

スタッフコメント

この度はプレミアムストレージサービスの「荷物お預かり便」をご利用いただき、誠にありがとうございます。当社でも何回か取り扱いのあるザノッタ社の家具は本当に斬新で、通常イメージする家具とは大きく違います。

その為、どんな資材を用意するか?分解できるのか?できないのか?四角い、保管ラックに格納するときに、どの位置に積み上げると安全か?など事前から家具をリサーチして、写真を確認し、資材を準備して当日に備えました。

今回は、予め折りたたみ式だと理解して作業当日に臨みましたので、無理に分解することもありませんでした。より的確に作業も進んだと思っています。新オフィスが完成するまで大切にお預かりいたします。

どうぞ、ご安心ください。

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