社会に貢献するアンドロイドを自社室内倉庫で一時保管―最後には「心の中にある本当にその人が望む姿へ…」

今回のお悩みは、オフィス移転の際、お仕事上にご使用される特殊な荷物の取り扱いです。

Mさまが言われた大切なロボットの確認に、前回も担当したプランナーが現地調査にうかがいました。

その人間に似た遠隔操作型アンドロイド研究開発の教授である石黒浩さんが作られたアンドロイドがこのテレノイドです。特徴的なのは容姿です。

子どもにも見えるし大人にも見える。男性にも見えるし女性にも見える。モデルが人間なのはわかるが、はっきり「誰？」がわからないニュートラルなデザインです。M様は、このテレノイドを使い、介護施設に価値を提供しています。

注目すべきは、その人型アンドロイドのテレノイドの特徴を生かし、認知症の方々の介護に成果を上げている素晴らしさです。

この子供でもなく大人でもないデザインが、動きしゃべることで、一人ひとりの中にいる記憶を刺激して、その人が一番一緒にいてうれしい人になってしまうこと…その疑似体験。イメージをすること。それこそが、会話を促進し高齢者認知症の介護に価値を提供しています。

M様の会社ご紹介
「株式会社テレノイドケア」

プランナと現場リーダーは繰り返し、M様の悩みについてだけでなく、テレノイドを使い、社会を良くすることへの思いについてまで共有し、無事運び出し作業が完了いたします。

横浜の自社倉庫にテレノイドが輸送され、我々は、保管ラックへの格納作業をすすめていきました。

運搬から倉庫保管、そしてお届けまで、プランナーと現場リーダーが中心となり、テレノイドの運搬保管作業は、完了いたしました。

倉庫出庫～転居先搬入作業が無事終了して、スタッフは一同安堵いたしました。現場リーダーは「いやぁ、アンドロイドとか取り扱ったのは初めてだったから緊張したぁ、とりあえず無事で何よりです。」

そんな中、運び入れ作業が終了後、スタッフ様と記念写真を撮影させていただきました。

なぜか…テレノイドも笑顔に見えますね。不思議です。それは介護の現場で価値を提供しているのと同じではないでしょうか？

きっと、 “心の中にある本当にその人が望む姿” にテレノイドは、なるんだと我々スタッフは思いました。